ヨガを始めようと思った時、まず悩むのが「ウェア」ですよね。「ヨガウェア コーデ」と検索してみても、情報が多すぎて「どれが自分に合うの?」と迷ってしまうかもしれません。
おしゃれなデザインに惹かれるけれど、初心者としてはやっぱり機能性も譲れない。特にホットヨガに行くなら、汗で透けない素材かどうかは死活問題です。それに、最近よく聞くピラティスとヨガのウェアって、何か違いがあるのかも気になりますよね。
さらに、年齢を重ねると気になる体型カバーをどうするか、40代や50代でも素敵に見える上品な着こなしが知りたい、という方も多いでしょう。たくさんの人気ブランドからどれを選べばいいのか、そしてスタジオの行き帰りに何を着ればいいのか…。悩みは尽きないと思います。
この記事では、そんなヨガウェアに関するたくさんの疑問や悩みを解消するために、快適さとおしゃれを両立させる基本的な選び方から、具体的なシーン別のおすすめコーデ術まで、私自身の経験や失敗談も踏まえながら、幅広くご紹介していきます。
この記事のポイント
- 機能性と快適さを両立するウェアの基本
- ホットヨガやピラティスなど種類別の選び方
- 体型カバーや年代別のおしゃれなコーデ術
- スタジオの行き帰りも快適なスタイリング
失敗しないヨガウェアのコーデの基本
ヨガウェア選びで大切なのは、見た目のおしゃれさと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に「ヨガに集中できる機能性」です。ウェアが気になってポーズや呼吸に集中できないなんてもったいないですよね。まずは、快適なプラクティス(練習)のために知っておきたい、ウェア選びの基本をおさえていきましょう。
初心者向けウェアの選び方
ヨガを始めたばかりの頃は、どんなウェアを選べばいいか本当に迷います。私も最初は「形から入るぞ!」とデザイン重視で選んでしまい、ダウンドッグのポーズ(下を向く犬のポーズ)をとるたびにトップスの裾がめくれてお腹が丸見えになったり、素材がゴワゴワして肌触りが悪く、どうにも集中できなかったりしました。
そんな失敗を踏まえて、これからヨガを始める初心者の皆さんに、まず押さえてほしい「4つの基本ポイント」をご紹介します。
① 動きやすさ(伸縮性)
ヨガは、開脚したり、ねじったり、反ったりと、全身を大きくダイナミックに動かします。そのため、ウェアのストレッチ性(伸縮性)は絶対に欠かせません。
素材表示をチェックして、「スパンデックス」や「ポリウレタン」と書かれた繊維が配合されているものを選びましょう。これが伸縮性を生み出すキー素材です。(出典:東レ・ライクラ株式会社『ライクラ®ファイバーとは』)配合率が高いほどストレッチ性が高まる傾向にありますが、まずは5%〜10%程度入っているかを目安にすると良いと思います。
② 締め付け感のなさ
ヨガは深い呼吸も大切な要素です。お腹を膨らませたりへこませたりする腹式呼吸や、胸を大きく広げる胸式呼吸を行います。そのため、体を過度に締め付けるウェア、特にブラトップのアンダーバストがきつすぎたり、レギンスのウエストゴムが食い込んだりするものは、呼吸を妨げてしまうため避けるべきです。フィット感は必要ですが、「苦しくない」ことが大前提です。
③ 適切なカバー力
レッスン中、ウェアの乱れが気になって集中が途切れるのは避けたいですよね。特に注意したいのが、先ほど例に出したダウンドッグや逆転のポーズでの「トップスの裾のめくれ」と、前屈した時の「胸元の開きすぎ」です。
トップスは裾がリブになっていたり、フィット感のあるデザインを選んだり、レギンスにインできる着丈のものを選ぶと安心です。ブラトップやタンクトップも、試着の際に軽く前屈してみて、胸元がパカパカしないかチェックしましょう。
④ 通気性と吸水速乾性
「常温ヨガだから、そんなに汗はかかないかも」と思っている方もいるかもしれませんが、しっかりポーズをとると意外と汗をかきます。汗で濡れたウェアが肌に張り付くと不快ですし、スタジオの空調で「汗冷え」してしまうことも。
汗を素早く吸収し、すぐに乾かしてくれる「吸水速乾性」のある素材(ポリエステルなど)は、ホットヨガでなくても快適さを保つために重要な機能です。
迷ったら「3点セット」もおすすめ
「トップスとレギンス、どう組み合わせればいいか分からない!」という方には、ブラトップ、トップス、レギンスがセットになった「3点セット」もおすすめです。最初からコーディネートが完成しているので悩む必要がなく、統一感のあるおしゃれなスタイルが楽しめますよ。
基本の組み合わせは、やはり「タンクトップやブラトップ + レギンス」が一番動きやすさを実感できると思います。もし体のラインが出るのに抵抗があれば、最初は手持ちのTシャツや、ゆったりしたヨガ用のワイドパンツから始めて、慣れてきたら徐々にフィット感のあるウェアに挑戦していく、というのも全く問題ありません。
おしゃれに見せる色の選び方
機能性をしっかり押さえたら、次はいよいよ「おしゃれ」を楽しみましょう。難しく考える必要はありません。色の組み合わせ方を少し意識するだけで、ヨガウェアコーデはぐっと洗練されて見えます。
ワントーンコーデ
ここ数年の大きなトレンドでもあるのが、トップスとボトムス(レギンス)を同じ色味で統一する「ワントーンコーデ」です。
全身の縦のラインが強調されるので、スッキリとスマートに見せる効果が期待できます。例えば「ネイビーのブラトップに、ネイビーのレギンス」といった具合です。もし単調に感じたら、同じ色味でも素材感を変える(例:リブ素材のトップス + スムース素材のレギンス)と、一気に上級者感が出ますよ。
着痩せ効果を狙うなら「ダークカラーのワントーン」
黒、ネイビー、濃い紫、濃い茶色といった「後退色(引き締め色)」でワントーンコーデを組むと、トレンド感を演出しつつ、体型カバー効果を最大限に高めることができるので、特におすすめのテクニックです。
アースカラー
ベージュ、カーキ、ブラウン、テラコッタ(レンガ色)といった、自然界にある「アースカラー」で組み合わせると、派手すぎないのに上品で洗練された印象になります。リラックス系のヨガや、瞑想を重視するクラスにもぴったりの、落ち着いた雰囲気が出せる色使いです。
3色ルール
これはファッションの基本ですが、ヨガウェアにも応用できます。コーディネートに使う色を「3色以内」に抑えると、全体がごちゃごちゃせず、まとまりやすくなります。
例えば、デザインの基本である「70:25:5の法則」を当てはめてみるのも一つです。
- ベースカラー (70%): レギンスとトップスなど、面積の大部分
- メインカラー (25%): 羽織ものや、トップスのデザインの一部
- アクセントカラー (5%): ロゴやブラトップのストラップなど、差し色
特に柄物のレギンスを選んだ時は、トップスは柄の中にある一色を拾うと、簡単におしゃれなバランスが取れます。
トレンドカラーや「きれい色」の導入
「ワントーンやアースカラーだけだと地味かも?」と感じる方は、ラベンダー、くすみブルー、ミントグリーンといった「きれい色」をトップスかボトムスのどちらかに取り入れるのもおすすめです。一気に顔色も雰囲気も明るくなりますよ。
ホットヨガで透けないウェア選び
高温多湿の環境で行うホットヨガは、「レッスン後にはウェアが絞れるほど、ずぶ濡れになる」と言っても過言ではないほど大量の汗をかきます。そのため、ウェア選びは他のヨガよりも、さらに慎重になる必要があります。
最優先すべきは、もちろん「吸水速乾性」です。濡れたウェアが肌に張り付く不快感や、重さで動きにくくなるのを防ぐためです。しかし、それと並んで、いえ、人によってはそれ以上に「透けないこと」が重要な問題になります。
汗でウェアが濡れたときに、下着のラインがくっきり浮き出たり、肌が透けてしまったりすると、周りの目も気になってポーズどころではありませんよね。この深刻な「透け問題」を解決してくれる、2つの重要なチェックポイントをご紹介します。
① 地厚でしっかりした生地を選ぶ
当然ですが、ペラペラな薄い生地は、濡れると透けやすくなります。ホットヨガ用のウェアを選ぶときは、ある程度「地厚でしっかりとした」生地を選びましょう。「透け防止加工」が施されているものや、レギンスのヒップ部分に「裏地付き(クロッチ部分だけでなく)」のものも安心です。
試着ができるなら、更衣室で一度しゃがんでみて、お尻部分の生地がどれくらい伸びるか、その時に下着が透けないかをチェックしてみることを強くおすすめします。
② 「柄物」のレギンスを選ぶ
「無地はやっぱり不安…」という方に、機能的な解決策としておすすめなのが「柄物」のレギンスです。花柄、ボタニカル柄、タイダイ柄、幾何学模様など、多色で複雑なパターン(柄)のレギンスは、単なるおしゃれアイテムではありません。
これらの柄は、汗ジミ(濡れた部分の色が変わること)や、下着のライン、さらには気になるお尻や太ももの肉感を視覚的にカモフラージュしてくれるという、非常に高い機能性を持っています。無地のブラトップに柄物のレギンスを合わせるスタイルは、機能とおしゃれを両立させた、ホットヨガの鉄板コーデの一つです。
明るいグレーやベージュの無地は要注意?
とてもおしゃれな色ですが、明るいグレーやベージュの無地は、残念ながら「汗ジミ」が最も目立ちやすい色でもあります。汗をかくと濡れた部分の色が濃く変わり、くっきりと分かってしまいます。汗の量が特に気になる方や、汗ジミが気になる方は、避けたほうが無難かもしれません。
ホットヨガの服装や持ち物については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、これから始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
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ピラティスとヨガのウェアの違い
「ヨガとピラティス、両方興味があるけど、ウェアは同じものでいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、兼用できるウェアは多いですが、それぞれのエクササイズで重視されるポイントが少し異なるため、求められる機能性にも若干の違いがあります。
ピラティスウェアに求められること
ピラティスは、ヨガに比べて、より「体の正確な動きやポジショニング(骨の位置)」を重視します。特にマシンピラティスなどでは、インストラクターが指導する上で、「受講者の骨盤の傾き、背骨の一つひとつの動き、筋肉の使い方」を正確に確認する必要があります。
そのため、ピラティスウェアは、「体のラインにぴったりとフィットする服装」が強く推奨されます。ゆったりしたTシャツやワイドパンツだと、肝心な体の動きが隠れてしまい、正しい指導が受けにくくなる可能性があるためです。
ヨガウェアに求められること
ヨガも、アシュタンガやヴィンヤサといったアクティブな(運動量の多い)ヨガでは、ポーズの確認や動きやすさのためにフィット感が求められます。しかし、ヨガはピラティスのような外部からの視覚的な矯正よりも、「自分自身の内的な感覚」や「心地よいフロー」を重視する側面も強く持っています。
そのため、陰ヨガやリストラティブヨガといったリラックス系のヨガでは、フィット感よりも「快適さや解放感」が優先され、ワイドパンツやゆったりしたトップスといった、より多様なウェアが好まれる傾向にあります。
マシンピラティスは「滑り止め靴下」もチェック
ヨガは基本的に裸足で行いますが、ピラティス、特にリフォーマーなどのマシンを使うスタジオでは、安全と衛生の観点から「滑り止めのついた専用の靴下」の着用が必須となっていることが多いです。ウェアと合わせて、通うスタジオのルールを確認しておきましょう。
ヨガとピラティス、どちらが自分に合っているか悩んでいる方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
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人気ブランドの特徴を比較
ヨガウェアブランドは国内外に本当にたくさんあって、見ているだけでもワクワクしますよね。全部を網羅することはできませんが、私が個人的によく耳にしたり、気になったりしている人気ブランドについて、その特徴を(あくまで私の主観や周りの評判も踏まえて)まとめてみました。
| ブランド名 | 特徴・イメージ | 価格帯(目安) |
|---|---|---|
| lululemon (ルルレモン) | 言わずと知れたヨガウェアの王道。高機能素材(「Nulu™」など)の着心地は抜群。「レギンスは一度履いたら他に戻れない」というファンが多い。高価格帯だが、耐久性が高く長持ちするとも言われる。 | 高め |
| ALO Yoga (アロー) | 海外セレブにも人気のLA発ブランド。カットアウトやリブ素材など、ファッション性が高くトレンド感満載のデザインが特徴。 | 高め |
| emmi (エミ) | 日本の人気アパレルが展開するブランド。「emmi yoga」ラインは、ファッション性が高く、特に「行き帰り」にも使えるおしゃれなアウターやフーディーが可愛い。 | 中間~高め |
| suria (スリア) | 「心地よさ」を追求する日本のブランド。日本人の体型に合わせたパターンや、上質な素材感、くすみカラーなど落ち着いた上品な色使いが特徴。 | 中間~高め |
| XEXYMIX / Andar | スタイリッシュで高機能な韓国発ブランド。アジア人の体型に合わせた設計(ハイウエスト、Yゾーンカバーなど)や、豊富なデザイン、コストパフォーマンスの高さが魅力。 | 低め~中間 |
他にも「NERGY(ナージー)」、「ALBOVE(アルヴォーブ)」など、国内にも素敵なブランドがたくさんあります。
試着、もしくはレビューの熟読は必須です!
上記はあくまで一般的なイメージです。ブランドによってサイズ感やフィット感はかなり異なります。特にレギンスは、実際に履いてみないと「お肉を拾いやすいか」「サポート力はどれくらいか」「股上の深さ」「Yゾーン(股間部分)の食い込みは気にならないか」「足首は余らないか」など、オンラインストアの写真だけでは分かりにくい点が非常に多いです。
気になるウェアを見つけたら、できるだけ実店舗で試着してみることを強くおすすめします。オンラインで購入する場合は、サイズ表のS/M/L表記だけでなく、ウエストやヒップの実寸(cm)を必ず確認し、購入者のレビューを熟読してくださいね。
シーン別ヨガウェアコーデ術
ヨガウェア選びの「基本」がわかったら、次は「私にぴったり」なコーデを見つける「応用編」です。多くの人が直面するお悩みや、年齢、そしてスタジオの行き帰りといった具体的なシーンに合わせたコーデ術をご紹介します。
気になる体型カバーテクニック
ヨガウェアは体のラインが出やすいデザインが多いため、「体型カバー」は多くの方にとって非常に重要なポイントですよね。無理に隠すのではなく、「きれいに見せる」テクニックで、自信を持ってヨガを楽しみましょう。
お腹周り
一番気になるお腹周りは、何と言っても「ハイウエスト」のレギンスを選ぶのが鉄板です!気になるぽっこりお腹を、幅広のウエストバンドですっぽりと包み込み、優しくサポートしてくれます。ポーズ中にお腹が見える心配もなく、脚長効果も期待できるので一石二鳥です。
トップスは、裾がふんわりしたAラインのものや、「サイドタイ」(サイドがリボンなどで結べるデザイン)、「ペプラム裾」(裾がフリル状に広がったデザイン)、ドレープがたっぷり入ったものを選ぶと、お腹のラインを拾わずに自然にカバーできます。
お尻・太もも
「レギンス一枚だと、お尻や太もものラインが気になる…」という方は、まず「地厚でしっかりした生地」のレギンスを選ぶことが大前提です。適度な厚みとサポート力(着圧)がある生地は、それ自体がお肉の段差を拾わずに、シルエットを滑らかに整えてくれます。
その上で、スタイリッシュな解決策として注目されているのが「フレアパンツ」です。膝から裾にかけて広がるシルエットが、気になるヒップラインとの対比で全体のバランスを良く見せてくれますし、トレンド感もばっちりです。
もっと手軽にカバーしたい場合は、レギンスの上から履ける「ヒップカバースカート」や、Tシャツなどを巻いているように見える「腰巻き風カバー」といった専用アイテムも便利です。
体型カバーに特化したヨガパンツの選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
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参考ヨガにレギンスが最適なのはなぜ?理由と3大不安を解決
ヨガスタジオや動画を見ると、みんな当たり前のようにレギンスを履いていますよね。「ヨガ レギンス なぜ?」と疑問に思う方も多いと思います。リラックスしに行くのに、なぜあんなにフィットする服を着るんだろう ...
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二の腕
二の腕が気になる場合、無理にタンクトップやブラトップ一枚になる必要はありません。動きやすさを保ちつつ、優しくカバーしてくれるトップスを選びましょう。
例えば、肩周りや腕がゆったりとした「ドルマンスリーブ」のトップスや、肩先を絶妙に隠してくれる「フレンチスリーブ」、そしてもちろん「長袖デザイン」のトップスも有効です。長袖でも、メッシュ素材や薄手のものなら、暑すぎず快適に着られますよ。
体型カバーの2つのアプローチ:「隠す」 vs 「サポートする」
体型カバーの方法を分析すると、大きく2つのアプローチがあります。
- 「Conceal(隠す)」: ゆったりしたトップスやスカート付きレギンスのように、ゆとりのある布で気になる部分を物理的に覆い隠す方法。
- 「Support & Sculpt(サポート&補正)」: 地厚でサポート力のある生地やハイウエスト設計で、気になる部分を引き締め、ラインを滑らかに整える方法。
どちらが良いかは、実践するヨガのタイプによります。リラックス系ヨガなら「隠す」アプローチが快適ですが、アクティブ系ヨガでゆったりした服を着ると、逆転のポーズで裾がめくれて視界を塞いだり、ポーズの妨げになったりする可能性があります。アクティブ系ヨガには、フィット感のある「サポート」アプローチのウェアが機能的にも合っています。
40代向けの上品な着こなし
40代になると、20代・30代の頃とは違う体型の変化を感じたり、過度な露出には抵抗感が出てきたりしますよね。でも、だからといって地味で老けた印象にはなりたくない。そんな40代のヨガウェアコーデは、「トレンド感」と「洗練された上品さ」のバランスが鍵となります。
おすすめは、「素材感」と「デザインディテール」にこだわること。
チープに見えてしまう薄手の素材は避け、上質なリブ編み素材や、シルク混などの滑らかな素材を選ぶだけで、ぐっと大人のクラス感がアップします。デザインは、デコルテをきれいに見せてくれる「スクエアネック」や、首元を上品にカバーする「ハイネック」、胸元を美しく見せる「クロスデザイン」など、さりげないディテールで洗練された印象を与えられるものがおすすめです。
色使いも、派手な原色よりは、くすみカラー、ベージュ、ネイビー、ボルドー、深みのあるグリーンなど、深みのある上品な色を選ぶと、落ち着いた大人の魅力が引き立ちます。
50代が重視したい素材と快適さ
50代のヨガウェア選びは、機能性はもちろんのこと、さらに一歩進んだ「プレミアムな快適さ」がキーワードになってくると思います。心身ともにリラックスしてヨガに取り組むために、ウェアがもたらす「心地よさ」は非常に重要です。
例えば「肌触り」。年齢とともに肌が敏感になる方もいらっしゃいます。チクチクしたり、ゴワゴワしたりしない、オーガニックコットンやテンセル™、高品質なスパンデックスを配合した、滑らかで優しい肌触りの素材を選びたいものです。
また、体型カバーに対する考え方も、「単に隠す」ゆったりした服を選ぶのではなく、「地厚でしっかりした」サポート力のある生地で、体をきちんとホールドしてくれる安心感を重視する方が多いように感じます。そうしたウェアは、体型を補正してくれるだけでなく、着るだけで背筋が伸びるような、精神的なサポート感も与えてくれます。
意図的にデザインされた「上質なシルエット」を選ぶことも大切です。例えば、お尻をさりげなくカバーしてくれる「ロング丈」のタンクトップや、二の腕を優雅にカバーする「ドルマンスリーブ」など、洗練されたデザインを選ぶことで、大人の余裕を感じさせるコーディネートが完成します。
スタジオの行き帰りもおしゃれに
ヨガスタジオへの往復、特に汗をかいたレッスン後、皆さんはどうしていますか?ウェアのまま帰るのは少し恥ずかしいし、冬場はもちろん、夏場でもスタジオや電車の冷房で「汗冷え」してしまうのは避けたいですよね。
そんな「行き帰り」コーデの鍵は、「レイヤリング(重ね着)」です。最近の「アスレジャー(Athleisure)」(アスレチック+レジャー)トレンドもあって、スタジオの行き帰りもおしゃれに決まるアイテムがたくさん出ています。
行き帰りの機能的ポイント
まず大事なのは、汗をかいた後の「汗冷え対策」です。吸水性の良いタオルでしっかり汗を拭き、可能なら速乾性のあるインナーに着替えるのがベストですが、難しい場合は汗をかいたウェアの上からさっと羽織れるアウターが必須です。
また、ヨガ後のリラックスした状態を保つためにも、「脱ぎ着しやすい」ジップアップのパーカーや、ゆったりしたプルオーバーなどが便利です。
おしゃれなレイヤリング術
レギンスコーデの上からさっと羽織るだけで、おしゃれな「アスレジャースタイル」が完成するアイテムをご紹介します。
- ショート丈のパーカーやフーディー: ハイウエストレギンスとの相性が抜群!ウエスト位置が高く見え、脚長効果が期待できます。
- メッシュニットやプルオーバー: 夏場やホットヨガの後など、汗をかいた肌にも張り付きにくく、程よい透け感がおしゃれです。
- ロングカーディガンやシャツワンピース: 縦のラインを強調しつつ、気になるヒップ周りも完全にカバーしてくれる安心感があります。
「色」を統一するだけでおしゃれに見える
難しく考える必要はありません。ヨガウェア(例えば黒のレギンス)と、羽織るアウターや小物の「色味を統一する」(例えば、黒やグレー、白のモノトーンでまとめる)だけで、一気にまとまりのある洗練されたアスレジャースタイルが完成します。スポーティーなスタイルでまとめるのが、おしゃれに見せる一番の近道です。
「小物使い」で上級者感をプラス
キャップやニット帽、スポーティーなスニーカー、そしてウェアや着替え、マットまで入る大きめのトートバッグやバックパック。こうした「小物」をプラスするだけで、さらに本格的でおしゃれな「行き帰りコーデ」になりますよ。
快適なヨガウェア コーデを見つけよう
ここまで、ヨガウェアの基本的な選び方から、種類別、悩み別、シーン別のコーディネート術まで、たくさんの情報をご紹介してきました。
最終的にお伝えしたいのは、「ヨガウェア コーデ」にたった一つの絶対的な正解はない、ということです。
大切なのは、まず「機能性(動きやすさ、速乾性など)」という土台をしっかり確保すること。その上で、ご自身が実践するヨガのスタイル(ホットヨガか、リラックス系か)というフィルターを通し、さらに「おしゃれを楽しみたい」「体型をカバーしたい」といったご自身の美意識をプラスしていくことです。そして最後に、年齢やスタジオの「行き帰り」といったTPOに合わせて、レイヤリングなどで調整していく。
このプロセスこそが、あなただけの「ベストなヨガウェアコーデ」を見つける道筋なのだと思います。
プラクティス中はウェアの存在を忘れるほど集中でき、スタジオの外では自信を持って快適に過ごせる。
そんな、あなたにとって最高のヨガウェア コーデを見つけて、ヨガがある毎日を、もっと豊かに楽しんでくださいね。




